出世について考える

1番になることの大事さ

こんにちは。

先日所属部門の常務の講話があり、ハッと気付かされたモノがあったので紹介したいと思います。

テーマは「これからの仕事の仕方」というざっくりしたものだったのですが、

始まるや否や、開口一番、常務のAさんはこう言いました

常務Aさん:「みなさん、早速だけど、世界一高い山はなんですか?」

会場のどこからか、

「エベレスト」

という声が。

常務Aさん「そうだよね、エベレスト。知ってる人手上げてくれる?」

ほぼ全員が挙手。

常務Aさん:「多分全員知ってるよね。じゃあ、世界で2番目に高い山を知ってる人いる?」

会場:「・・・・」

常務Aさん:「誰も知らない?一人もいないの?」

会場にはおそらく200百人くらいはいたかと思いますが、誰も手を上げません。

僕ももちろん知りません。

常務Aさん:「じゃあ、日本で一番高い山は、流石にみんな知ってるから、2番目に高い山を知ってる人いる?」

会場:「・・・・」

常務Aさん:「誰もいないか、一人くらいいるかと思ったけど、いなかったか。まぁ、そうだよな。僕が何言いたいかわかる?どんな分野のことでも1番は大抵みんな知ってる、2番目のことは誰も知らない。

ウサインボルトが金メダル取ったときの2位って誰か知ってる人はそうはいないでしょ。

史上2番目に月に着陸した人は誰?

王貞治の次にホームランを多く打った人は誰?

1番目はおそらく全員知ってるけど、2番目は全部誰も知らない。

結局、1番を取らないと意味がない、1番以外はみんな一緒ってことなんだよね。

広告を打つにもさ、『世界初』ってみんな書きたいけど、『世界で2番目』って広告書く人いないでしょ?

最近何かのCMで見たんだけど、20代の雑誌○○読者が選ぶ化粧水ランキング第1位って謳い文句だったんだけど、裏返すと、この製品は、20代、かつ、○○読者、かつ、化粧水に限定しないと1位になれないってことだよね。

それでもなんとかして広告に”1位”って書きたいから1位を取れるセグメンテーションを探したわけだ。

それくらい1位って言葉にはインパクトがあるってこと。

だから僕は「世界一の製品」・「世界初の技術」に拘りたいわけ。

世界で2番目に出しましたって言って効果ある?

頑張ってやっと追いつきましたって言っても、ああそう、お疲れさん、って感じでしょ?

僕がいつもみんなに厳しいことも言ってるのも世界一・世界初に拘りたいからなんだよね。」

会場の大勢がうなづいていたのをよく覚えています。僕も何度もうなづきました。

このブログの「出世」と「引退」に直接は関係ない話かもしれませんが、「世界一をとる!」という高い志と高い視点を持って仕事に取り組むことはいずれ評価にもつながります。

以上、今回は短いですが、「1番になることの大事さ」についてお話ししました。

少しでも参考になれば嬉しいです。

では!

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